鈴木内科クリニック・鈴美館

鈴木内科クリニックは、漢方外来、生活習慣病外来、疼痛外来、感冒外来のクリニックです。

TEL:099-278-5797 FAX:099-278-5796

〒899-2702 鹿児島県鹿児島市福山町193-1

クリニック

食事指導の方針

大雑把ではありますが、現在の僕のクリニックでの新規の患者さんへの食事指導の方針は、2週間の完全な糖質断ちと肉食中心の食事、この段階で糖質への依存をまず断ち切ることと食事を見直すことでいろいろな自覚症状が改善することを体感してもらい、同時にしっかりとしたタンパク質、栄養摂取の大事さを知ってもらうことが重点の期間になります。次はケトジェニック、良質な脂肪をとり脂質代謝に必要な酵素を増やす期間、これが2週間から2,3か月いわゆるケト適応期間に必要な期間になります。そして食事の間隔をあけても気持ちの良い空腹感を感じながら、いつまでも活動できる感覚を体感するトレーニング期間、間欠的ファステングを取り入れられる段階にはいります。この段階でそれぞれの方の理想とする体形、体重を目指します。そしてそこまで至れば最終段階です。良質な糖質をとりつつもリバウンドしない、糖質を楽しめる段階、糖質制限からの卒業です。ここに至れば後は食材にひたすらこだわり、お金をかけずに栄養価の高いものを探しそれを楽しみましょう。旬のものにこだわり、身近な地元の加工されていない食材の良さがわかります。今、酔っ払って書いてますので、まとまりがつかず、いろいろまぜていいとこどりのような感じですが、僕の目指しているイメージはこんな感じです。もちろん、これはあくまでもイメージで、当然人によりやり方やその期間は変わります。

https://www.facebook.com/isao.suzuki.3990

 

 

脂肪肝治療のポイント

脂肪肝治療のポイントは高タンパク、高脂質、低糖質の食事療法です。

脂肪が高カロリーだから避けるようにと指導されている患者さんは何年たっても肝機能値が改善しないケースが多いようです。

運動は大切ですが、運動できない方でも食事を変えることですぐに肝機能値は改善していく場合がほとんどですので、治療において必須ではありません。

また果物の取りすぎが脂肪肝の原因だったこともよくありますので注意しましょう。

テレビでもよく脂肪肝のことは取り上げられます。意図的なのかそうでないのかはわかりませんが、どうもポイントがずれています。

ほとんどの場合(実行できればですが)一か月でもう肝機能値の改善がみられますし、三か月ほどで正常値になることを期待できると思います。

放置せずに早く治しましょう。

KTS「かごニュー」で放送されました。

2016年9月21日(水)16:00~
KTS鹿児島テレビ放送「かごニュー」の特集

鉄や貧血についてテレビ取材を受けました。

 

テーマ「貧血大国・日本~かくれ貧血あなたは大丈夫?」

疲れ・冷え・肩こり・偏頭痛にイライラ・うつ状態・・・女性につきまとう“なんとなく不調”。

もしかすると原因はかくれ貧血かもしれない・・・

 

「KTS鹿児島テレビ かごニュー」※KTS鹿児島テレビ公式ホームページにて掲載していただいています。

http://www.kts-tv.co.jp/blog/kagonew/26322/

Facebookページ 鈴木内科クリニックにも掲載しています。

https://www.facebook.com/suzukinaikaclinic/videos/633989700098723/

フェリチン検査

今まで、明らかな貧血がなければ特にフェリチン検査が必要とは認識していなかったが、大間違いであった。

藤川先生の記事に触発され、貧血の有無にかかわらず、疑わしい症状のある方すべてにおいてフェリチン検査をしてみて、潜在性鉄欠乏の患者さんの多さに驚いた。

とくに驚いたのは不妊症の患者さんとフェリチン10以下の高度鉄欠乏の非常に高い相関関係である。

貯蔵鉄欠乏に気がつかないため、不妊治療を何年も受けている方が非常に多いだろうと想像されるし、実際に僕の外来にこられている。

断糖肉食やMEC食であきらめていた人が妊娠する例をよく経験するが、潜在性鉄欠乏の改善が大きな理由なのではないかと推測される。

肉食を開始していても、生理のある女性にとって、貯蔵鉄まで改善するのは容易なことではないこともわかった。

サプリメントに関しては、実はあまりいい印象をもっていなかったのだが、このようなケースではヘム鉄サプリは有用だと思うし、患者さんにもすすめている。

花粉症の治療

花粉症の治療。花粉症の季節が始まりました。花粉症の治療は糖質制限と肉食がまず基本になります。
そのうえで漢方薬は玉弊風散(ぎょくへいふうさん)がファーストチョイス。
コタローからは玉弊風散の名前で、イスクラから衛益顆粒(えいえきかりゅう)の名前で市販されていますが、保険適応のエキス剤ではありません。当院では玉弊風散を生薬(黄耆、白朮、防風)で保険適応で処方しています。
抗アレルギー剤のように症状を抑え込むものではありませんので、効き目は緩やかですが、飲み始めて3日もすると症状が緩和されているのに気がつく方が多いです。抗アレルギー剤ばかり飲み続けて、問題を先送りしてはいけません。

食事による体質改善も含め、3シーズン(3年)ぐらいで完治させましょう。かつては僕もひどい花粉症でした。お悩みの方はぜひお試しください。

感染性胃腸炎の特効薬

 

感染性胃腸炎流行しています。

この時期、嘔気、嘔吐があって下痢を伴えば、まず感染性胃腸炎と判断していいと思います。

原因となるウイルスではノロ、ロタが強い症状を引き起こすとして知られていますが、ほかにも同様の嘔吐下痢症状をおこすウイルスはあるので、検査をしてウイルスを調べること自体にはあまり意味はありません。 病態的には東洋医学的には水毒状態としてとらえています。噴水状の嘔吐は水逆の嘔吐といいます。西洋医学的に病態を説明すれば、ウイルスの感染により胃腸の機能が停止し、水分の吸収ができなくなるため、腸にたまった腸液はそのまま下痢となり、胃液がたまると噴水状に吐いてしまうことになります。当然脱水状態になってのどが渇きますが、水分をとれば、ふたたび吐くだけですのでさらに状態は悪化してしまいます。

西洋医学的には、吐き気止めや下痢止めは効果なくかえってよくないので、もっぱら対症療法的に点滴などで脱水を予防しながら自然に回復するのを待つしかないとなっています。 またウイルスに効く薬などの特効薬はありません。手洗いうがいなどの予防が大切です。テレビなどで権威のある先生が解説しているのを聞いたことがあると思います。 自然経過では2,3日は苦しむことになります。予防といっても、家族の中の一人発症すれば、感染力はとても強いので、防ぎきれるものではありません。

この状態にたいして五苓散という特効薬があります。薬局でも普通に購入することができますし、医療機関にもあります。外来においては最初の一回は吐き気があるため微温湯(10㏄ほど)にとかして注腸し、点滴をしますが2時間後くらいにはもう効いてくる場合がおおいですし、その後翌日にはかなり改善しています。 個人の医療機関でも、救急外来においても非常に威力を発揮する治療方法であり、漢方医に限らず、おおくの医療機関に当たり前にひろがってほしいのですが、感染症の専門医はまったく無視で広めようとするつもりもないようです。どこか糖尿病の食事療法としての糖質制限のあつかいと似ている状況のような気もします。

詳しいことは、(感染性胃腸炎、五苓散)としてネットで検索してみればわかるはずです。小さいお子さんのいる家庭にかかわらず、絶対に必要な知識です。 五苓散のあまりの即効性と効果に驚いて、本格的に漢方をみなおして、漢方の勉強を開始するきっかけになる先生も多いのですが、僕もその一人でした。

五苓散はウイルスに効くのではなくウイルスによってもたらされた水毒の状態を改善することに作用します。つまり、消化管の粘膜から水分を再び吸収できるようにさせるため、嘔吐、下痢がおさまり、脱水も改善されます。ウイルスに効く薬はなくとも、治療方法はあるのです.

自然経過では時間がかかり、大変苦しいので多くのひとに知っておいてもらいたいです。 五苓散は乳児から妊婦さんでも大丈夫な安全な漢方薬です。

個々の体質に関係なく、病態自体が水毒の証であれば、程度の差はあれ、つかって悪くなることはないはずです。

腰痛に対する鍼灸治療

年末に麻衣先生が治療した40代男性

整形外科にて一か月前から臀部痛と下肢痛(側面)で治療(といっても鎮痛剤とリリカの内服と湿布のみ)をうけていたが、いよいよ夜も眠れない状態に悪化して来院。

梨状筋症候群と診断。 整形外科ではヘルニアの疑いといわれたそうだが、経筋病であるのはあきらかである。
環跳、秩辺、陽陵泉を中心に鍼治療。 翌日は笑顔で来院、ひさしぶりに、眠れました、鎮痛薬も飲んでいません。とのこと。やったね麻衣ちゃん。

ヘルニアや腰部脊椎管狭窄症と診断される腰痛の原因の大部分は筋肉にあります。触診しなければ、画像では絶対にわかりません。治療はトリガーポイント注射、もしくは鍼治療です。東洋医学はひとにやさしい、必要な医学です。

よくある診療風景その2

水曜日はアルバイト先の病院で一日外来。

療養型病院ですが、職員検診と特定健診の患者さんを診るので結構楽しんで仕事中。

10人診れば、2.3人の割合で糖尿病、高脂血症、高血圧症の患者さんにあたる。糖質制限の話をして、1か月後再検査となりますが、当然、毎回一か月実践してきましたという患者さんが再受診。

今日は2名 50代男性 中性脂肪1365→137 γーGTP120→49 血圧220/138→170/100 体重93㎏→87.9kg

もう一人は40代男性で体重は2㎏ぐらいの減少ですが、HbA1c 9.8→8.1 空血糖188→136でした。

正常値になるまで、毎月採血のみのフォローです。二人ともいろいろ体調の変化もおしえてくれ、なにより結果に驚かれ、うれしそう。
僕もその表情をみるのが楽しくて、毎回糖質制限の話を繰り返している。

変形性膝関節症の効果のある治療

変形性膝関節症で何度も水が溜まり、痛みで眠れないという高齢の女性、本日2回目の受診。

4日前の初診時あった熱感と腫脹は、すでにかなり軽減している。 治療は漢方(エキス剤で十分です)と数か所のツボ注射(トリガーポイントとして)ですが、当日の夜から眠れたと、とても感謝されました。 本日はツボ注射のみ。保険で一回自己負担500円ほどの安価な治療ですが、ほとんど知られていない(やる人がいない)。

でも効果は確実で再現性も高い。東洋医学の宣伝でした。

よくある診療風景

よくある診療風景

40代男性、検診で異常を指摘され、来院。身長164㎝、体重74㎏ メタボ体形。

血液検査(2月) GOT53 GPT76 中性脂肪1164 HDL36 LDL69 HbA1c(NGSP)6.9 血糖138
前年度の検診では中性脂肪283 血糖100 でありHbA1cは不明だ。太り続け、ついに糖尿病を発症してしまったというところである。
糖尿病ですねと伝えると、非常にショックをうけている。
糖質制限って聞いたことある? ない。ざっと原理を話しても30分はかかるが、しかたがない。できるだけ、熱く語る。
いい?あなたはついているんですよ。ここで食事をみなおせば、まえより健康になれる。まだまにあう。よかった、よかった。
糖質制限の本も紹介し自分でも勉強するようにいうが、どうもあやしい。
一応、ジャヌビア1Tのみ処方し、半年以内にすべてのデータを正常化させ、やめる予定と話す。
最後にもう一度強調、朝ご飯は食べない、昼は弁当ならご飯だめだから、おかずは2人前しっかり食べて、小腹がすいたら、間食はから揚げでもミックスナッツでも食べてよし、夜は毎日焼酎飲んでいいから、やきとり、焼き肉、ステーキ、豆腐、えだまめ。酒のつまみを満足するまで食べること。野菜や海草類、きのこもいっぱい食べてね。ご飯、パン、ラーメンなどの炭水化物は一切ダメ。やる?できる?お酒は悪くないからね。やめちゃだめだよ。 ラーメンなしはきついけど、やれそうな気がします。というので、じゃあがんばってね。一か月後再検査しましょう。

血液検査(3月) GOT33 GPT49 中性脂肪88 HDL57 LDL132 HbA1c(NGSP)6.3 血糖107 体重69㎏
LDLは前回のデータが、中性脂肪があまりに高かったため正確でないので、上がったわけではない。あとはおおむね予想範囲の改善だ。顔つきもかわって、なにやら自信に満ちている。ちゃんとできてるようですね。本もよみましたか?えっ 読んでない。それはいけない。自分のことなんだから、しっかり勉強してください。あと、からあげばっかりは、やっぱりよくないからね。

血液検査(7月) GOT18 GPT18 中性脂肪149 HDL50 LDL121 HbA1c(NGSP)5,7 血糖107 体重65kg
初診の時とは別人だ。でもまだおなかはすこし出ている。ジャヌビアは中止。もうこなくていいですよ。でもそのお腹ががへこむまで気をゆるめないでね。というとまだ心配という。では、自分で判断して検査にきてください。めでたし、めでたし。