鈴木内科クリニック・鈴美館

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コレステロールは悪くない!No.5

コレステロールは悪くない!No.5

飽和脂肪酸(肉や乳製品に多く含まれる)がLDLコレステロール(いわゆる悪玉)を上昇させることは、議論の余地がなく正しい。そしてLDLの高値と心臓疾患の割合は高い関連がある。
このことは飽和脂肪酸にとって最も不利な証拠である。
しかしコレステロールの働きはもっと複雑だ。飽和脂肪酸は、血管の壁に蓄積するLDLコレステロールを除去する働きをする、いわゆる善玉とよばれるHDLコレステロールをも上昇させる。飽和脂肪酸はHDLとLDLの両方を上昇させることで、心血管を洗濯するのだ。
さらに、LDLには小さな密度の濃い粒子と、大きな粒子の2種類があることが今や科学者たちに知られている。大きな粒子のものはほとんど無害のようであり、これは脂肪の摂取により上昇する。一方、炭水化物の摂取が、小さな粘っこい粒子を増加させるようであり、そして今やそれが心疾患と関連することが明らかとなった。
私はこれらの観察から、飽和脂肪酸と心疾患が結びついているということに、どれだけ強い証拠(エビデンス)があるというのだろうと思った。と,LDLに関して先駆的研究者であり心臓学者でもあるDr. Ronald Krauss はいう。
リスク要因としてLDL粒子ではなくLDLコレステロールを使うことは、人々を間違った方向に舵をきらせるリスクとなる。

TIME 6/23号 Ending the War on Fat より一部紹介 つづく

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