鈴木内科クリニック・鈴美館

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DASHダイエット

BeautworldJAPANで話すこと

結局のところ、ホルモン肥満仮説もセットポイント理論も肥満の原因の一面を見ていたに過ぎなかった。

より本質的な原因は何なのか?その新たに分かったことを今度のビューティワールドジャパンのセミナーで話します。

本の内容を中心に説明する予定でしたが、内容はかなり修正されたものになります。しかし基礎知識として本の内容は役に立つはずです。

自分で出した本を自ら突っ込むという異例の展開になりそうです。今は大忙しでスライドづくりに追われています。
https://beautyworld-japan.jp.messefrankfurt.com/…/semi2.html

 

軌道修正の枠組み

大まかに、軌道修正の枠組みを説明します。詳細はおいおいということで、この説明では理解できないとは思いますし、さわりの部分だけです。詳しくはまだまだ調べ切れていません。

 

インスリン抵抗性に関して、Dr Fungのインスリンそれ自体が原因とする説より、それは結果であって本質は脂質がインスリンの働きをレセプターレベルでブロックし、ミトコンドリアレベルでランドルサイクルの機序により糖の燃焼をブロックし、さらに遺伝子レベルに働きかけミトコンドリア自体の数の減少をもたらして代謝が低下するといった複数の要素に関与することが原因とする仮説にもとずくと、脂質の割合がかなり低いVegan食がなぜ糖尿病に対して治療効果が高いかという説明において非常に整合性がとれます。

 

加工食品が大きな原因となっていることは間違いありませんが、その本質が栄養がないからとするより、加工食品に多く含まれる脂が原因とした方がより分かりやすいと思います。

糖尿病を治すためには細胞内にたまった余計な脂質をフラッシュアウトする必要があるという目的は同じであっても、そのために脂質代謝を亢進させ、脂質摂取量を増やすことは矛盾がありました。しかし単純に脂質を減らすというのはとても分かりやすく、本質に迫る治療法になりえます。あくまでも本質は脂質によって障害された糖の代謝の正常化ということになりますから、糖質を避けるだけでは対症療法にしかならなかったということになります。
脂質を減らし、糖質を増やすというアプローチでのリサーチが過去に何度も行われたにもかかわらず、有効な成果は得られなかったという結果をもって、Dr Fungは低脂質は効果がないと結論づけていましたが、ニールバーナード博士のリサーチ結果は含まれていませんでした。(Diabetes codeで確認するかぎりは)実際のところ、バーナード博士の低脂質は従来の低脂質よりずっと脂質量が低いものでした。

DASHダイエット

アメリカではもはやLow carb dietの評価はかなり下がっています。

今、一番有効だとされているダイエット法はDASHダイエットと呼ばれるもので、米国国立衛生研究所が資金を提供しニール バーナード博士らが中心となって行った研究に元ずくダイエット方法ですが、これは菜食主義にかなり近い食事法で野菜や果物、全粒粉の穀物、豆類を中心とし、脂を控えるといった食事法です。

糖質制限を反対側から考えることができ、その問題点がはっきりわかったのも、実はこのDASHダイエットがちょうど糖質制限と真逆に近いアプローチであり、それが糖尿病や高血圧に著効しているという実験結果をニール バーナード博士の著書を見て知ったからでもありました。

興味がある方は調べてみてください。