鈴木内科クリニック・鈴美館

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身体の代謝

人の代謝はホルモンの働きで決まる

食事を栄養素とカロリーの摂取に分類するという近代栄養学の視点がすべてであるかのように思っている人が圧倒的に多数派のようです。

その視点しか知らないと、カロリー制限理論がうまくいかないということを知っても、カロリー制限とファステングとの違いを区別できず、ファステングがカロリー制限の延長線上にあるとしか理解できないことになりがちです。

 人の代謝はホルモンの働きで決まっており、食事の内容やタイミングはそのホルモンに指示を出す信号の役割がある。
結果として単純な足し算や引き算で計算できるようなものではありません。

 

燃費のいい車と悪い車

燃費のいい車と悪い車、選ぶならどっちを選びますかと言われればそれは燃費の良い車に決まっています。しかし、少々燃費は悪くなってもパワーが増えればまた別です。車が大きくなれば乗り心地も違いますし、その場合も燃費は少しぐらい悪くなっても仕方がないでしょう。
普段、近所の買い物ぐらいしか利用しない場合、そんなに大きい車もハイパワーもいりません。スポーツカーなんてかえって日常の足にするには不便でしょう。でも高速道路では最高です。
燃料も軽油、レギュラーガソリン、ハイオクガソリンとそれぞれのエンジンに適した燃料があります。経済性、エネルギー効率、利便性それぞれ違うわけですから、どれが一番良いかなどとは一概にいうことはできません。目的に応じて使い分けるのが一番です。ハイオクガソリンが必要な車にレギュラーガソリンを混ぜると故障の原因になりますが、レギュラー対応の車であれば当然問題はありません。でも軽油は入れたらいけません。
必要な車も年齢や家族構成や職業につれて変わってきます。若い時、子供連れで出かけることが多いとき、子供が巣立って夫婦二人で近所をのるだ.けで十分な場合もあれば、ある程度不必要でも社会的に見栄えがする車に乗る必要がある場合もあるでしょう。

 車は買い替えることができますが人の身体は一生に一台だけ。そのかわり、軽自動車にもスポーツカーにも変化できる凄い適応能力があるようです。またハイブリッドエンジンではありますが、即座に切り替わるのは苦手のようです。いずれにしても、いいオイルといい燃料を確保して、できるだけいい状態で長く使いたいものです。

燃費はよいにこしたことはないのは、人の身体でも同じなはず。にもかかわらずダイエットとなるとやたら燃費の良い体は肥りやすい体質といわれ悪者扱いです。無駄にエネルギーを消費する燃費の悪い体を体を目指すのは決して良いことばかりとはおもえません。燃費の良い体は実は長生き体質なのかもしれません。カロリー制限での長寿の研究の話からそんなことが浮かんできます。

またインスリンや成長ホルモンやアミノ酸のロイシンなどが刺激するmTORの活性化が、成長期や筋肉を増やしたい場合は必要なのに、年をえるにしたがって癌のリスクを増やし、寿命を短くする方に働いてしまう可能性が高くなるという話題からも、時期に応じた車(燃料の選択も含めて)を選ぶ必要性を感じました。それも含めていずれにしても個人の選択であることには変わりはありません。

燃料のたとえは脂質代謝中心か糖質代謝中心かということを含んでいるのですが、いろいろな例えや解釈ができるし、それもまた面白いと思います。