鈴木内科クリニック・鈴美館

鈴木内科クリニックは、漢方外来、生活習慣病外来、疼痛外来、感冒外来のクリニックです。

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脂質制限

ノーオイル!

血管病変は改善することができます。

食事をかえれば間に合います。薬ではなおりません。

真島先生の臨床データは非常に説得力がありました。

この先生もエセルステイン博士とおなじことをいっています。

ノーオイル!

 

プラントベースホールフードの食事

プラントベースホールフードの食事は、提唱するドクターたちによって多少の温度差というか違いがありますが、菜食主義の食事に近いとはいえ同じではありません。

食物繊維の多いより加工されていない、精製度の低い炭水化物を摂取するようにしますから、ベジタリアン用の大豆で作った加工食品などはNGですし、食物オイル(オリーブオイルなども含む)であっても加工食品ですからとらないようにする必要があります。

きちんとした量を摂取できればタンパク質は植物性のもので必要量は満たせますが(これについてはまた別の時に書きます)、一切動物性のものをとってはいけないわけでもありません。

90+%ルールと呼んでいますが、普段は植物ベースでもたまにステーキなど食べても構いません。たまにの頻度は全体の1割という意味ですが、これも人の状態によりけりで、絶対というわけではなくてもいいと思います。

つまり、普段の食事はできるだけ自然な野菜、穀物やでんぷん質、果物、豆類中心の食事とし、機会があれば肉も食べるという感じの食事であり、今の時代の食事の問題を加工食品やカロリー密度の高い動物性の食品を日常的にとりすぎていることにあるとしているわけです。

 また精製された白砂糖は確かに避けるべき食品としていますが、砂糖を依存性を生む麻薬のような危険な食べ物として、過度にすべての問題の犯人であるかのように扱っているわけでありません。

詳しくはこれからすこしずつ紹介していきたいと思っています。

リプレで日内変動を調べた結果

三ヶ月ぶりにリプレを使って日内変動を調べています。

週間経過しましたが、どんなに炭水化物とってもリプレでは80から160ぐらいの範囲で治るようになっていました。リプレ160のとき、実際の末梢血糖値は140ぐらいです。糖質量を制限したり、気にすることは意味はないと今は確信しています。それより植物繊維をしっかりとることと、脂質をできるだけひかえることが、糖質代謝にとってはるかに大事です。

 

今朝の朝食

今朝の朝食です。ご飯は大盛り。1日2000カロリー以上を炭水化物80パーセントを目指して食べてます。

昨日は間食にトウモロコシ2本、大盛りざるそばなど食べました。他、スイカなど果物もたくさん食べています。

この朝食で血糖値45分133 60分122 でしたので、やはり脂質を控えた食事は耐糖能の改善に非常に効果があるのが確認できます。

 

 

耐糖能を改善させるために

耐糖能が低下してしまった人が耐糖能を改善させるための方法は、当然のことですが治療食ですので極端といえば極端であり、また中途半端ではうまくいきません。

糖尿病学会が勧める炭水化物と脂質の割合は60%と25%ですが、これは標準的な和食が基準となっており、このレベルでは低脂質とはいえません。

これでは全く不十分であったようです。

したがって中途半端で効果が出なかったため、血糖コントロールだけが目的化し、薬物治療に重点が置かれたため、合併症の進行を防ぐことが難しかったのだと思います。

その中で、糖質制限は対症療法としてであっても、確かに従来の糖尿病の食事療法よりはメリットがあったと思います。

しかしながら最近の研究成果で、糖尿病の本質的な原因が脂質にあることが明らかになりつつあり、そして脂質割合を10%前後にまで控えた低脂質食が、実際に臨床的に糖尿病に効果があることが証明されている以上、あとは個人差や病歴の長さによってどこまで改善するかまだはっきりしていないことはありますが、対症療法の糖質制限より根治を目指す食事療法を選択するのは当然のことではないでしょうか?

すべての糖尿病の人が可能であるとはもちろん考えてはいませんが、糖尿病はコントロールするという時代から、すみやかに治すという時代に今後変わっていくかもしれません。

糖質と脂質の二つが過剰になって代謝の異常がおきているとき、糖質を控えることはどちらも過剰なままよりはましでしたが、本来控えるべきは脂質の方であったというのが、今の自分の見解です。

 

「低炭水化物ダイエットへの警鐘」

昨年、「低炭水化物ダイエットへの警鐘」という本からコリン・キャンベルを知り、気にはなっていたのに、なぜか手に取ることを避けていた「チャイナスタディ」を読んでから、低脂質、高炭水化物、高食物繊維の食事(プラントベース、ホールフード)の食事が、アメリカで糖尿病、高血圧、肥満といった成人病の治療において結果を出して注目されていることを(たいへん)遅ればせながら知りました。

さらに、「Reversing Diabetes」のニール バーナードの糖尿病の患者への結果や、「Prevent and Reverse Heart Disease」のコールドウエル・エセルステインの冠動脈疾患への驚くべき臨床結果などにも衝撃を受けましたし、他にも、「Eat to Live」ジョエル・ファーマンや「The starch solution」ジョン・マクドゥーガルなども知り、これらのこの分野を引っ張る研究者たちから大急ぎで知識を得ようとしている最中です。

もっと早く知っておくべきでした。

興味のある方はぜひ調べてみてください。

果糖(砂糖)を絶っても・・・

果糖(砂糖)を絶っても糖尿病は治りません。

治らないのは果糖が糖尿病の本質的な原因ではないからと考えるのが自然です。

治らないので砂糖以外の他の糖質も控える糖質制限に対症療法としての意味はあります。

意味はありますが糖質制限ではやはり糖尿病が治らないのは同じことです。

糖尿病の本質的な原因は脂の方であるということに視点を変えた立場でどこまで糖尿病が改善できるのか、大きな方向転換を受け入れていただいた患者さんとともに道を探していくことになります。

代謝の改善、栄養の改善

代謝の改善を優先するべきなのか、栄養の改善を優先するべきなのか、これは人によって違うのではないかと思います。

代謝(糖代謝)の改善が優先するときには、菜食中心の食事が効果的であり、栄養状態の改善には肉食にシフトすると効果的です。

昔の日本人が菜食(穀物食)中心で体力も持久力もあったのは、代謝が良かったからでしょう。

しかし、栄養状態は良かったとはいえず、それは死因の一位が血管が破れる脳出血であったことなどからも推測されますし、戦後の日本人の寿命が延びたのも肉食中心(脂)の欧米型の食事になってきたからだという説も間違ってはいないと思います。

ただ、過度の脂が糖質代謝を悪化させ、過度の栄養による肥満や糖尿病といった病気を新たに増加させることになってしまいました。

ですから菜食中心の食事にも弱点はあるわけです。人は動物を食べなくても生きていけるという菜食主義の主張もわかるのですが、やはり人類は進化の過程で肉食を取り入れて脳を発達させてきたことは間違いないと思うのです。

しかし、同時に安定した糖の供給という意味において、進化の過程で穀物もこれまた重要であったことに変わりはないということなのだと思います。
どちらかが正しければ、どちらかが間違っているという考え方をやめて、両方正しく両方必要であったと考えた方がずっとわかりやすくなります。

糖をしっかり燃やせる状態

本質は糖代謝の異常であって、糖質ではないという立場から見れば、過度の糖質制限がむしろ糖代謝を悪化させる原因となる(エンジンが錆びつくよ)のは当たり前となり、糖を適度に控えるローカーボにも問題があることがわかります。

出力の落ちてきた(耐糖能異常)のにあわせてガソリンの供給(糖)を控えるのはもっともな話なのですが、そもそもの原因は質の悪いガソリン(水が混じったガソリンだ)を入れたこと

。この場合の水とは実は脂のことです。

ガソリンタンクの水抜きを優先した方がいい。

ローカーボの問題点は、この本質的な問題を考慮していないことにあり、むしろ脂の量を増やすことを勧めています。

低糖質スイーツと呼ばれるような加工食品がいい例です。
 人は個人差はあれ、年とともに耐糖能は落ちていきます。しかし、長寿のお年寄りは甘いものが大好きな方が多いようです。

それでも長寿なのは耐糖能が素晴らしいからなのでしょう。

長寿者はおしなべて加工食品(質の悪い脂がおおい)の摂取量が少なく、糖をおやつなどでとっていることが多いようです。
 子供に対しては耐糖能を悪化させる食事の仕方をしないように教えることが、将来にわたって役に立つ大切な食育となるはずです。その場合、大事なことは例えば朝食で糖をしっかりとることであったり、質の悪い脂の多い加工食品を避けることを教えることでなければならないはずです。子供は素晴らしい耐糖能をもっています。

子供には糖質を控えめにすることより、糖質をしっかり燃やせる状態を維持することの方が大事だと思います。