鈴木内科クリニック・鈴美館

鈴木内科クリニックは、漢方外来、生活習慣病外来、疼痛外来、感冒外来のクリニックです。

TEL:099-278-5797 FAX:099-278-5796

〒899-2702 鹿児島県鹿児島市福山町193-1

耐糖能

糖質摂取を大量にしてみました。

あくまでも個人的な一例報告にすぎないということが前提なのですが、糖質リハビリとして先日(水曜日)実験的に、一日糖質摂取を大量にしてみました。

 

朝ご飯2膳、味噌汁、納豆、キューイ。

昼はご飯一膳にみそ汁、漬物、ざるそば一人前、そのあと大福もち一つ食べて、

夕食にはざるそば一人前、ぶっかけうどん一人前、さらにデザートにバナナ一本です。

 

そしたら、耐糖能がみょーに改善してしまい、今はどれだけ糖質をとっても血糖が140以上にはならない感じです。

健常人は糖質一グラムで血糖がいくつ上がるとかなんとか、今の自分には全然関係ありません。耐糖能が改善すれば食後高血糖はそもそもおこりませんので糖質量を気にする必要は全くなくなります。

 

さらに実は過剰にとった糖質が脂肪に変わるというのも人の場合、通常ほとんど起こらないようです。注意すべきは糖質量ではなく脂質の方です。でんぷん質が人本来のエネルギー源であり、人は本来その代謝に最適化されている。それが、今の自分の結論になってしまいました。

 

耐糖能を改善させるために

耐糖能が低下してしまった人が耐糖能を改善させるための方法は、当然のことですが治療食ですので極端といえば極端であり、また中途半端ではうまくいきません。

糖尿病学会が勧める炭水化物と脂質の割合は60%と25%ですが、これは標準的な和食が基準となっており、このレベルでは低脂質とはいえません。

これでは全く不十分であったようです。

したがって中途半端で効果が出なかったため、血糖コントロールだけが目的化し、薬物治療に重点が置かれたため、合併症の進行を防ぐことが難しかったのだと思います。

その中で、糖質制限は対症療法としてであっても、確かに従来の糖尿病の食事療法よりはメリットがあったと思います。

しかしながら最近の研究成果で、糖尿病の本質的な原因が脂質にあることが明らかになりつつあり、そして脂質割合を10%前後にまで控えた低脂質食が、実際に臨床的に糖尿病に効果があることが証明されている以上、あとは個人差や病歴の長さによってどこまで改善するかまだはっきりしていないことはありますが、対症療法の糖質制限より根治を目指す食事療法を選択するのは当然のことではないでしょうか?

すべての糖尿病の人が可能であるとはもちろん考えてはいませんが、糖尿病はコントロールするという時代から、すみやかに治すという時代に今後変わっていくかもしれません。

糖質と脂質の二つが過剰になって代謝の異常がおきているとき、糖質を控えることはどちらも過剰なままよりはましでしたが、本来控えるべきは脂質の方であったというのが、今の自分の見解です。