鈴木内科クリニック・鈴美館

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糖質リハビリ

糖質摂取を大量にしてみました。

あくまでも個人的な一例報告にすぎないということが前提なのですが、糖質リハビリとして先日(水曜日)実験的に、一日糖質摂取を大量にしてみました。

 

朝ご飯2膳、味噌汁、納豆、キューイ。

昼はご飯一膳にみそ汁、漬物、ざるそば一人前、そのあと大福もち一つ食べて、

夕食にはざるそば一人前、ぶっかけうどん一人前、さらにデザートにバナナ一本です。

 

そしたら、耐糖能がみょーに改善してしまい、今はどれだけ糖質をとっても血糖が140以上にはならない感じです。

健常人は糖質一グラムで血糖がいくつ上がるとかなんとか、今の自分には全然関係ありません。耐糖能が改善すれば食後高血糖はそもそもおこりませんので糖質量を気にする必要は全くなくなります。

 

さらに実は過剰にとった糖質が脂肪に変わるというのも人の場合、通常ほとんど起こらないようです。注意すべきは糖質量ではなく脂質の方です。でんぷん質が人本来のエネルギー源であり、人は本来その代謝に最適化されている。それが、今の自分の結論になってしまいました。

 

糖質酔いの原因

糖質酔いの原因はやはり過剰に分泌されるインスリンか、それに反応する他のホルモンの働きにあるように思えます。自分の経験では、血糖のピークより少し遅れて頭がぼーっとしてきます。ひどい時には軽い頭痛のような感じですが、一時間しないうちにひいていきます。

糖尿病でインスリン分泌が少ない人は血糖が高くでも、糖質酔いのような症状を訴える人はいなかったと思いますので、高血糖それ自体が原因ではない気はしています。

 

急激なインスリンの分泌を避けるためには耐糖能が良くなければなりません。

糖質を避けるだけの工夫では耐糖能は逆に悪化していきます。

 

糖質リハビリにおいて大事なこと

糖質制限を継続していて、耐糖能が悪化してしまった(自覚的には糖質酔いがひどくなった、他覚的には朝の血糖値の上昇、糖質摂取時の血糖の上昇が以前より大きい)人が、耐糖能を改善するための原則をまとめてみました。

糖質リハビリにおいて大事なことは、摂取する糖質量を増やすことにあります。それによって、細胞が糖を取り込む能力をアップさせなければなりません。耐糖能が落ちているわけですから、当初血糖の上昇は避けられませんが、血糖の上昇をある程度覚悟はしないとリハビリにはなりません。ここは注意してください。これをできる範囲で抑える工夫がいくつか必要になります。

炭水化物中心の食事においては、分食つまり分けて食べるということが重要になります。

絶食時間が長くなると最初の食事でインスリンの反応が悪くなり、血糖は上がりやすくなります。したがって、朝食は糖質リハビリにおいては重要です。朝食をとることで、昼食、夕食の血糖の上昇は比較的穏やかになりやすくなります。食後数時間たって、低血糖もしくは空腹感、脱力感があるときは早めに、黒砂糖、はちみつなどをごく少量とって構いません。とりすぎはだめです。

食事の内容は野菜、穀物、豆類、果物などが中心になります。

できるだけ食物繊維の多いものを選んで時間をかけて食べるようにすることで、血糖の上昇を抑えます。脂質をできるだけ控えることも重要です。これにより糖の代謝がよりスムーズになります。

血糖自体は脂質を同時にとった方がむしろ下がるのですが、これではリハビリになりません。

脂質の摂取量をへらすため、動物性食品はできるだけ減らします。具体的には乳製品、卵、肉などです。必要なタンパク質は植物性のものからできるだけとるようにします。

植物性の脂もオリーブオイルを含めできるだけ使わないようにします。

ボーンブロスを料理のベースにすることは良いと思います。この場合,脂をできるだけ除いて使います。

食後はできるだけ体を動かして、血糖値を下げるようにします。

速足で散歩する、部屋の中で走れるぐらいの運動でも構いません。

目的は糖質リハビリです。どの程度のやり方で、どれだけの期間続けるかは自由です。修正や補足が今後必要になるとは思いますが、現時点での私見であるということを了解の上、必要だと思う方だけ参考にされてください。

 

すべての人に勧める食事法というわけではありませんし、人によってはそのまま当てはめられないケースもあろうかと思いますが、個別の相談はできませんのでそれは勘弁してください。