鈴木内科クリニック・鈴美館

鈴木内科クリニックは、漢方外来、生活習慣病外来、疼痛外来、感冒外来のクリニックです。

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潜在性鉄欠乏

潜在性鉄欠乏の患者さん

毎日のように潜在性鉄欠乏の患者さんが来られます。

パニック障害の既往のある人はフェリチン10以下といっていいのではないかと思うほど強い相関関係があります。そしてフェリチンが上がればよくなりますから、因果関係もほほ間違いないと思います。

妊娠中に鉄不足になると子供も鉄不足で夜泣きがひどく、お母さんも鉄不足でうつ状態、心に余裕がなくなり、家庭崩壊で離婚に至ることもあるんですよと説明していたら、私がまさにそのパターンですと驚かれたこともあります。

20代の女性も吐き気と疲労感がひどく10代の時から心療内科にかかっていましたが改善なく来院。フェリチン10以下でした。漢方とインクレミンシロップで吐き気もなくなり、表情もよくなっています。他にも多くの方が鉄欠乏の症状に気が付いても、かかりつけ医に検査を希望して断られるケースが多いようです。原因が不明とされたまま放置されていたり、フェリチン低値でも問題なしとされてしまったり、向精神薬が出されてしまっていて問題がさらに複雑になっているケースも多く経験しています。以前、NHKの朝いちでも取り上げられたこともありますが、医師の理解は進んでいません。通常の検査でも女性のヘモグロビン11台では貧血とは言われませんが、この場合まずフェリチンは30以下の場合が多いですし、12台でも鉄欠乏の方が目立ちます。13になるとフェリチン30はクリアしているという印象です。潜在性鉄欠乏の症状は冷え性、肩こり、偏頭痛、疲れやすいといった一般的なもので見逃されやすいですが、パニック障害や鬱などは絶対に鉄不足をまず念頭に置かないと深刻な事態になってしまいます。