プラントベースホールフードは患者さんがやってくれなかった

ニールバーナード博士のプラントベースホールフード(PBHF)での糖尿病への効果をみたHBA1cの改善のグラフでは、初期には効果がみられてもやはり数年たつうちに徐々に戻っていく傾向がみられました。これでは、糖質制限と大差ありません。

 

大量の糖質摂取しながらでも、HBA1cが改善すること自体は、糖質制限の理論が絶対でないというよい証拠になりましたが、PBHF自体もどこか本質とずれていると常に考えていました。ずれているから、どちらもある程度効果があるものの長期的には継続可能な現実的な食事とはなりえないと思ったのです。

 

今の一つの答えは、食物繊維としての絶対量のみ強調されたため、かなりの量をとらないと実際には一番肝心な水溶性食物繊維が足りていない場合が多くなり、継続性と効果のバラツキという問題が生じていたことが一つ。

二つ目はやはり理論的には可能でありますが、現実的にはタンパク不足が生じやすく、さらに過度の低脂肪の食事はやはり継続することが難しかったからではないかと考えました。

 

飽和脂肪酸を少なくすることは重要ですが、かといってそれは本質ではないと今は考えています。

 

とにかく、実際の臨床においては、理想的な食事ではなく現実的な食事内容でなければ、患者さんは継続できません。

 

それが朝のオートミールや麦飯にまず焦点を絞った理由です

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2019年8月17日 | カテゴリー : HBA1c, 糖尿病 | 投稿者 : suzukinaikaC