鈴木内科クリニック・鈴美館

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糖尿病は麦飯で治す

糖尿病は麦飯で治す

きちんと読み始めるとあまりの興奮で読み続けることがすぐにできなくなる。もはや糖質制限の問題など、どうでもよくなってきた。

 

すでに結果はでていても、理論的な根拠がしっかりしていなければ、人はなかなか信じない。ちょうど脚気が麦飯で予防できる事実があっても、なかなか信じられずに死者が出続けたように。この本(糖尿病はグルカゴンの反乱だった)は紛れもなく理論的なうらづけとなる!

 

著者の理論は僕の知らなかったことももちろん多くありますが、本筋は全く同じです。しかも結論の食事療法はほぼプラントベースホールフードです。この点に関しても自分がたどり着いた方向性は間違っていないことが、はっきりわかりました。

 

プラントベースホールフードで糖尿病が実際に治る例はたくさん調べてわかっています。だから、理論が裏付けられた以上、あとは実際に、現実的に患者さんが実行可能な方法論であるかにかかっている。残念ながら、最後のこの一点が突破できなかった。あまりに制約が多すぎて、現実的にはできなかったんです。自分でも不可能でした。

 

食事は植物性の食品、野菜、果物、全粒穀物、豆類などを基本とし、少なくとも毎日50gの食物繊維をとるように工夫し、赤身の肉、高脂肪の乳製品、揚げ物、食品添加物、AGEを避け、脂肪の摂取は控える。

 

これは現実的な食事療法にはなりません。(例えば一般的には女性で一日18g、男性20g以上が推奨される食物繊維の目安です)もっと焦点を絞らないと、ダメだった。その焦点こそが水溶性食物繊維つまり主食を麦飯にすることです。
だって福島刑務所のデータですでに結果は出ているじゃないですか。糖尿病がこれでよくならないはずはないんです。

 

朝のオートミールはビルダーの食事でヒントを得て患者さんに2か月くらいまえから勧めてきました。食べてますよーという患者さんはみんなA1cの改善がみられています。まだ短期の結果でパイロットスタディのようなものですが、すこぶる感触がよいので僕は強気です。でももち麦の方がβグルカンをとれることがわかって、今まさに麦飯を僕のすべての糖尿病患者さんに試してもらい始めているところです。ですのでこれがはっきりするにはもう少しかかります。

 

著者が最初に書いているように、患者さんにはおおいなる福音がもたらされることになることを祈ってやみません。

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