鈴木内科クリニック・鈴美館

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スポーツ栄養学

スポーツ栄養学

インスリンの効きめが悪くなる(インスリン抵抗性を呈する)のは、主に骨格筋であり、脂肪組織におけるインスリンの効き目は大きく変化することはない。このような状況において、糖質を摂取することは、すい臓でのインスリン分泌を増強し、それによって、インスリン抵抗性を発症している骨格筋ではなく、脂肪組織が血糖の大部分を取り込むようになる。脂肪組織は、大量に取り込んだ糖質をもとに脂肪合成を活発に行い、肥大化する。したがってインスリン抵抗性さらには高インスリン血症を呈している肥満者においては、糖質を制限し、インスリンの分泌を抑えた方が、脂肪組織の増加を抑えるのに効果的であると考えられる。
一方このようなインスリン抵抗性および高インスリン血症を発症していない状況においては、エネルギー密度の高い脂肪の摂取量を抑えた方が、減量、脂肪減少効果は高いであろうという可能性も示されている。

(スポーツ栄養学 寺田新著より抜粋しました)

 

2017年10月初版のこの本には最新のスポーツ栄養に関するトピックが網羅されており、大変感銘を受けました。昨日届いてあっという間に読んでしまいました。例えば、ベージュ脂肪細胞、脱共役タンパク質、エピジェネティクス、エネルギー有効性(エナジーアベイラビリティ)レプチン抵抗性、新式グリコーゲンローデング法、Sleep-Low法、運動における糖尿病への効果、糖尿病の原因とは、糖質、タンパク質、脂質の摂取量とタイミング、ケトン食での運動への効果もVolek博士の論文など、中立的にスポーツへの応用の可能性として紹介されています。

大変読みやすく充実した内容なので、運動する人すべてに必読の書といいたいくらいの良書です。

また糖尿病の人にもお勧めします。

 

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