鈴木内科クリニック・鈴美館

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本質的な原因を理解する

本質的な原因を理解する

Dr Fung のホルモン肥満仮説では、間食の頻度が増えたことがインスリン優位の時間が常に続くことにつながり、そのホルモンバランスの異常がインスリン抵抗性の原因となり、つまり肥満の原因となるというものでした。

そして間食が増える原因は栄養のない食べ物と過度に精製された糖質の依存性によるものだとしていました。

つまりインスリン抵抗性の原因はインスリンそのものとしているわけですが、これは間違っていると思います。

過食の原因は食べ物の選択にあることは間違っていませんが、本質的なことは糖質代謝が障害されていることによるエネルギー不足にあるという視点から見れば、間食の頻度が増えたことは結果であって原因ではない。したがってインスリン優位のホルモンバランスの崩れも結果であって原因ではありません。

砂糖の依存性が強くなるのも、糖質代謝の異常に伴うエネルギー不足がその根底にあると考えれば、砂糖自体が間食を増やす本質的な原因とは考えられないのです。

原因と結果がぐるぐる回って、増幅するのでわかりにくいのですが、本質的な原因をしっかり理解していないと、対症療法的な結果しか得ることはできません。

ホルモンバランスの乱れも結果であるならば、ホルモンバランスを調整するための間ファスは本質的な治療にはなりません。

砂糖を絶っても肥満は治らないのも、砂糖が本質的な原因ではないからです。

もちろん糖質過剰摂取を原因として行う糖質制限も違います。

すべて対症療法です。

原因を知らないまま行う対症療法は、よくなったように見えてかえって事態を悪化させていきます。

逆に原因を知ったうえで行うのであれば、対症療法も必要な場合もあります。

エネルギー不足をきたす代謝異常の本質的な原因はやはり脂であると考えると、いろいろなことがすっきりと説明されていきます。

これは仮説ではありますが、それを裏付ける臨床結果が海外ではすでにたくさん報告されています。

ローカーボの研究者たちはそれを無視しており、残念なことにDr fungも例外ではなかったようです。

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