鈴木内科クリニック・鈴美館

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10月

グルカゴンとインスリンのバランス

ダイエットにおいてはグルカゴンの分泌機会が低下していることが問題なので、いかにインスリンとのバランスをとるかということが大事になる。

この場合、グルカゴンはダイエットの味方だ。

しかし健常人が糖質制限を続けていて、グルカゴンの分泌が制御できない状態になっている人もいることに気がついてほしい。

人の体の適応能力はすごい

糖質とってもより少ないインスリンで血糖が下がるようにすればいい。

そうすれば、食後時間が少し経てば低インスリン状態に移行しやすく、より体脂肪を利用しやすい体になる。つまり肥りにくい体。

糖質量とインスリン分泌量と末梢のインスリン感受性、この3つの要素で食後の血糖が決まる。

インスリン感受性は普段の糖質摂取量で思った以上に変化するものであることがよくわかった。人の体の適応能力はすごいと改めて思った。

単純に糖質量を減らすことを継続しているとかえってインスリン感受性が下がっていってしまい、インスリン必要量が増えてしまうというパラドックス。つまり肥りやすくなる。

この辺の最適解はある程度の糖質をとることと、とるタイミングにかかってくる。低糖質であればいいといった単純な理解ではわからないだろう。

 

 個人差もあるので一概には言えない。うまくまとまってないので、これでは伝わらない。何言ってんのという人は絡まないでください。独り言です。

意識することが大事

健康な人が、昨日の夜食べすぎたから、食べなくていいや、と朝昼抜いても、それは間ファスではありません。自然です。

肥った人は、昨日たくさん食べたのに、今日も、お腹が空いてきます。

そこで、食べないで朝、昼を抜く。これは間ファス。

そういう意味で、健康な人に間ファスは必要ありません。

しかし、現代社会では知らない間にホルモンバランスをくるわされる食事や生活習慣にさらされることもさけられませんから、たまには、意識して間ファスするのは、大事かもしれません。

 

意識して食べない時間をつくること

間ファスとは、自然におこなうものではありません。

おなかが空くまで食べないのは、自然です。朝はお腹が空いていないので食べないという人が、朝食ぬくのは自然です。

これは間ファスではありません。

間ファスとはお腹が空いていても、意識して食べない時間をつくることです。

これにより、ホルモンバランスを変化させるトレーニングになります。同じ一日一食でも、ある人にとっては、日常であり、ある人にとっては間ファスであったりします。自然に食事の間隔が空くのは間ファスではありませんのでご注意下さい。
Dr Fungは、飢餓とファステングの違いについて、意識して主体的におこなうことがおおきな違いであるといっています。間ファスの空腹感はきつくはあっても楽しいものです。

運動のトレーニングと同じですね。

糖質リハビリ

糖質リハビリでいったん体重は3㎏程増えましたが、3週間たってしっかり2食ご飯と一回はデザート食べていますが、体重は減っていきました。

間ファスはしていませんが、食べる時間は8時間の間に限っています。リハビリ開始前の体重に戻りました。

しかし肌の張りとかは前よりずっといいです。

末梢のインスリン抵抗性が改善し、インスリン分泌が少なくて済むような感じで、しっかり食べても肥らない体質に変化したような感じです。

想定はしていましたが、体の仕組みには今更ながら驚かされます。

体重を維持するために糖質を控える必要は僕はもうなくなりました。糖質制限から卒業できたようです。

長期にわたっての糖質制限

長期にわたってそれなりの糖質制限を当初、健康目的またはダイエット目的で行ってきた人は、脂質代謝にそれなりに適応するため、どの程度の糖質制限をしているか筋肉量などによって個人差は出てきますが、糖質を処理する能力は落ちています。

このため、糖質摂取時にインスリンの分泌が過剰に必要になり、糖質酔いがおきやすくなります。インスリンの追加分泌を減らすために行った糖質制限で、逆にインスリンのスパイクをおこしやすい状態を作ってしまったことになります。

こうなると、インスリンはたくさん出るわけですから、ちょっとの糖質で逆に肥りやすくなり、糖質酔いもおこるため、糖質に対する恐れがますます形成されてしまい、糖質制限を継続せざるをなくなります。

 さらに問題なのはLowT3症候群です。糖質制限下でカロリー不足からこの症状がおこってしまったとき、脂肪やタンパク質を、主食で減らした糖質の分はもっと取るように指導されても、男性はまだしもそれは無理な女性はいます。このとき、糖質に対する恐れが形成されてしまっていると、糖質量を増やすこともできず、どうにもならなくなってしまいます。

これでは糖質制限の初期のメリットが台無しになってしまいます。何のためにしているのか、目的は何だったのでしょうか?

そうではないという人はそれでいいですから、思い当る人は一旦リセットしてみてください。最初はどうしてもインスリンの分泌が過剰になっていますから、体重は増えます。糖質とりはじめは、糖質酔いが怖いかもしれません。しかし、茶碗一杯のご飯が怖いという状態の方が普通でないということに気づいてください。

緩い糖質制限を続けていて、たまたまの検査で耐糖能障害を指摘され不安に思う人が増えているようです。糖尿病予備軍だと勘違いしてしまえば、さらに糖質制限を継続することになってしまいます。

自然に「節制」ができる体

無理な「制限」を続けるのではなく、自然に「節制」ができる体を目指したい。

そのためには「意識すること」は大切だと思う。

カロリー制限では痩せられない理由

カロリー制限では痩せられない理由は、結局のところ痩せるためにカロリーバランスをマイナスにすることはできないからなのです。カロリーの摂取を減らせば、カロリーの消費も体の適応でいずれ減ってしまう。また運動によってカロリーの消費を増やせば、これまた他の部分(日常生活の活動とか)のカロリー消費を減らすか、カロリー摂取を増やすように飢餓感が増幅されるだけ。自分の体の指示には始めから勝てるわけはないのです。

痩せるためには、カロリーバランスではなくてホルモンバランスをマイナスにしなければならない。わかりやすく言えばインスリンとグルカゴンのバランスでインスリン劣位、グルカゴン優位にすれば痩せられます。これが本質。

カロリー制限はインスリン分泌も少なくなるが、グルカゴンの分泌も少なくなって、バランスをマイナスにはできないのです。
 糖質とってしっかりインスリン出したって、それ以上にグルカゴン優位の時間さえとれば痩せられます。

 しっかり糖質とってインスリンが出てもおんなじだけグルカゴン優位な時間があれば肥りません。つまり糖質で肥るというのはホルモン的にそうなりやすいというだけであって、本質ではない。

インスリンが悪いわけではない。グルカゴンとのバランスの崩れが悪い。(実際は他のホルモンも関係してきますが、わかりやすく単純なモデルとしての話です。突っ込まないでくださいませ)

糖質制限は当初、インスリン分泌量を抑えられるので、ホルモンバランス整えるのに効果的ですが、グルカゴンの分泌が減ってしまえばそれ以上は痩せません。痩せるために始めたなら続けていても意味はなくなります。

肉食はインスリンとグルカゴンが同時に出るので、糖質とるより有利です。つまり痩せやすい。しかし、食べ続けていると、バランスをマイナスにするのは難しい。どんどん痩せていくはずはない。

肉食にしろ、糖質制限にしろ、効果があるのはホルモンバランスに働きかける部分があったからです。でもそれは本質ではない。カロリー摂取や食べるタイミングなどホルモンバランスに影響することはいろいろありますから、いろいろな方法があると誤解されてしまう。つまりどんなダイエットでもそれなりにホルモンバランスに働きかける部分はあるのです。

うまくダイエットに成功した人は、意識しなくても必ずこのインスリンとグルカゴンのバランスをマイナスに持って行ったことをしていたはず。
逆にこのホルモンバランスを意識してマイナスにすることが本質であることに気が付けば、ダイエットの成功率は大きくなるでしょう。

いかにグルカゴンをださせるかってことは、ですぎているインスリンの分泌を減らすのと同じぐらい大事だってことがわかると思います。

グルカゴン分泌が少ない人にどうやって出させるか、、、、。

これがTHE OBESITY CODE の世界です。

グルカゴンダイエット! なんてね。これば僕のオリジナル(たぶん)

インスリンは同化のホルモン、グルカゴンは異化のホルモン。グルカゴンはダイエットの味方です。

しっかり食べるとインスリンもしっかり出るが、グルカゴンだって出やすくなります。それをうまく利用して、、、、。てな感じ。

しっかり食べて美しく痩せよう。

糖質制限している限り、糖質依存はなくならない

糖質制限をしている限り、糖質依存はなくならない。

体には、その人に見合った量の糖質をとることが必要だと思った。

それを血糖が上がらない甘味料をとることで埋め合わせようとしても、体の糖質への渇望感はなくならない。

毎回の食事でしっかり糖質をとるようになって、やっと糖質への渇望感はなくなった。

間食しないようにするのではなく、間食する必要がなくなった。しっかり一日一回は食後のデザートまで食べたって、もう体重が増えたり、そのあとも食べ続けてしまうようなことはなくなった。いろいろな段階をへて、ようやく自分は今が一番安定した状態になれたと思う。個人的な経験はやはり大事。

自分は違うという人、そんなことはないという人はそうなんでしょうからそれでいいんです。

押し付けるつもりはまったくありませんが、思い当る人の参考になればと思って書きました。