鈴木内科クリニック・鈴美館

鈴木内科クリニックは、漢方外来、生活習慣病外来、疼痛外来、感冒外来のクリニックです。

TEL:099-278-5797 FAX:099-278-5796

〒899-2702 鹿児島県鹿児島市福山町193-1

糖質制限の通説に対する違和感

糖質制限の通説に対する違和感

糖質制限の通説に対して特に感じる違和感の一つが、必須アミノ酸、必須脂肪酸はあるが必須糖質はない。だから糖質は食事として外から取る必要がないという説です。
かつて、僕もそのようなことをセミナーなどで言っていたのでなおさらなのですが、確かに、糖は全くとらなくても体が糖新生で作り出すことはできます。でもそれは、むしろ体にとって糖が絶対必要だからと考える方が自然だったのではないでしょうか。絶対に必要だったからこそ、自分で作ることができるようになっているという意味で、外から取らなくていいわけです。
赤血球や一部の組織には絶対に必要ですし、脳もケトン体を利用できることは確かですが、何割かは絶対に糖が必要です。絶対に必要な部分の量の糖をわざわざ糖新生で作るより、直接食事でとった方が効率は良いですし、グリコーゲンの補充も糖でなくてもできますが、糖で補充した方がやはり効率は良い。食事でとった糖はダメで体がつくる糖はいいのでしょうか?効率の悪いことを長く続けて問題はないのでしょうか?

糖質制限から糖質選択に移行する必要性を感じたのはこれらのことも理由の一つです。
他の理由はより確実にインスリン抵抗性を改善させる間ファスという方法論を知ったこともあります。食べない以外に、より確実にインスリンの分泌を減らす方法はありません。それができれば、厳密な糖質制限やケトジェニックの必要性も薄れてきます。
過剰な糖質摂取を継続したことでおきた病理状態を治療するための糖質制限やケトジェニックを否定しているわけではありません。

非常に効果的な方法であると今でも考えていますが、どこまで継続するのかは個々に判断すべきです。継続することを目的化しないほうがいいと思っています。

このエントリーをはてなブックマークに追加

« »