鈴木内科クリニック・鈴美館

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The Obesity Codeの間欠的ファステングの前提条件のまとめ ナンバー3

The Obesity Codeの間欠的ファステングの前提条件のまとめ ナンバー3

ナンバー3
食べない時間に利用する人間のエネルギー源は、脂肪をもとに肝臓でつくられるケトン体です。ケトン体を作るには低インスリン状態が必要になります。

食事をするとインスリンがでますので、糖質を利用するモードとなります。
普段から糖質モードの人は寝ている間ぐらいしか、ケトン体を使うケトンモードになれませんので、脂質代謝機能が落ちてしまっています。この脂質代謝機能を鍛えることをケト適応といいます。ケト適応にはある程度時間がかかりますので急には無理ですが、いったん適応状態になると運動選手にとっては非常にパフォーマンスが上がります。ケトン体自体に、アンチエイジング作用や抗ガン作用などもあることもわかってきました。

とにかくこのケトンモードは活動するのに適しています。積極的にケトン体を利用して、脂肪を燃やせる体にする食事法のことをケトジェニックダイエットといいます。

この食事法では良質な脂質をしっかりとることがポイントになります。

 

常に同じ刺激が加わると、体はそれに適応し反応が鈍くなってしまいます。そのためホルモンの分泌例えば、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモンや成長ホルモンなども日内変動があり、刺激の波を作っています。出続けることはありません。

 

 例えば、静かなところで寝ている赤ん坊は外の突然の騒音で目を覚まし、再び寝てもまた騒音があれば目を覚まします。間に静かな時間があれば騒音に慣れるということはありませんが、つねに同じレベルの騒音が続いている状況では慣れてしまい目を覚まさなくなります。

 

 インスリン抵抗性とはこのような状況で、繰り返される食事によってインスリンレベルが下がっている時間がインスリンレベルの高い時間に比べあまりに短くなってしまったために、インスリンが効きにくくなり、そのためさらにインスリンの分泌が必要になっていく悪循環が起きている状態をいいます。このインスリン抵抗性こそが体重の設定点を徐々に上げてしまう原因となります。

 

このインスリン抵抗性を治療するためには、インスリンの分泌されない時間をとることがとても大事なことになります。

砂糖や精製された穀物には中毒性があり、頻回の食事回数となりやすく、また血糖の上昇が大きいので、よりインスリン分泌を刺激します。したがって、まずこの糖質依存状態を絶つために、糖質制限をすることはとても効果的な治療方法の一つとなります。

そして最近では糖質にかかわらず、ほとんどの食事がインスリンの分泌刺激になるということがはっきりわかったので、間食をしないということと、食事の回数がとても重要であることがわかりました。

 

一旦おしまい。まだまだつづきます。

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