鈴木内科クリニック・鈴美館

鈴木内科クリニックは、漢方外来、生活習慣病外来、疼痛外来、感冒外来のクリニックです。

TEL:099-278-5797 FAX:099-278-5796

〒899-2702 鹿児島県鹿児島市福山町193-1

The Obesity Codeの間欠的ファステングの前提条件のまとめ ナンバー2

The Obesity Codeの間欠的ファステングの前提条件のまとめ ナンバー2

ナンバー2

カロリーの取りすぎと運動不足が肥満の原因ではないことははっきりしました。

では再び、肥満の原因は何でしょうか?
身体には、甲状腺、副甲状腺、交感神経、副交感神経、呼吸、循環、肝臓、腎臓、消化管、副腎システムなどすべてを管理しているホルモンの働きがあります。これは体脂肪も例外ではありません。

体は実際には体重を管理する多様なシステムを持っており、体重の増減を意識的にコントロールすることはできないのです。肥満の問題とは、例えば過剰のエネルギーが体温の産生を増やして消費される代わりに、脂肪に転換されてしまうといったエネルギーの配分の問題なのです。
ここで機能している基礎的な生理学的原理は恒常性の維持(ホメオスターシス)である。体の体重と脂肪に関しては“設定点”が決められています。ホメオスターシスの機能がこの体の体重の設定を規定し、変化に対して上げたり下げたりします。もし体重が設定以下に低下した場合、代償機能が活性化して体重を引き上げます。体重が設定以上に増加すれば、代償機能がそれを引き下げるように活性化します。肥満の問題はその設定点が高すぎるということにあるのです。
例えていえば、部屋の空調が30度に設定されてしまっているようなものです。氷をたくさん部屋においたり、窓を開けたりして一時的に温度を下げても、氷が融け、窓を閉めればまた元の30度に戻ってしまいます。ダイエットが厳しく、しばしば失敗する理由は私たちが絶えず、自分の身体と戦っているからなのです。体重を減らせば、体は元に戻そうとする。ですから賢い解決方法は体の恒常性維持の機能を認識し、それを下の方向に調節することです。空調の設定温度を快適な21度に下げればいいのです。

肥満症はカロリーの取りすぎでおこるのではありません。それは肥満の原因ではなく、むしろ結果です。肥満の原因は、体のホルモンバランスの崩れが、体が体重を高すぎる状態に設定させてしまうことでおきているのです。ホルモンのバランスを崩す要因は実は一つではありませんが、特に重要な主役となるホルモンがインスリンです。(脇役は抗ストレスホルモンのコルチゾールであるが、ここでは触れません)インスリンは貯蔵のホルモンです。私たちが食べるとき、インスリンは上昇しエネルギーをグリコーゲンと脂肪として蓄積します。私たちが食べないとき、インスリンは低下し、私たちは貯蔵したエネルギーを使います。

食べることと食べないことのバランスがとれている限りこのシステムもバランスが取れています。

ナンバー3へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

« »