鈴木内科クリニック・鈴美館

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ノークス博士の書いたTHE OBESITY CODEの序文

ノークス博士の書いたTHE OBESITY CODEの序文

一般向けではない話です。
医師であり、スポーツ科学の権威であり、自らもウルトラランナーでもあり、かつてカーボローデングの提唱者であったティム ノークス博士はマフェトンが正しかったことや自分の誤りを認め、バンティングダイエット(MEC食に近い)というローカーボ食を現在は推奨しています。そのノークス博士の書いたTHE OBESITY CODE の序文の抜粋を紹介します。

彼の興奮がよくわかります。

ティム ノークス博士が序文の中で触れている少なくとも3年の間、自分の中で解決できなかった問題とは、まさにタンパク質とインスリン分泌の問題だと思われます。

 

NATURAL BORN  HEROESのなかでも “もうすぐ午後一時、ノークスは午前中ずっと学会に缶詰め状態で、主に彼の専門家としての最大のミスについて話し合っていた。” という箇所があるのですが、時期的にもこのことを指しているようです。

 

以下、序文抜粋

2014年12月より前、私はJASON FUNG医師の存在を知らなかった。

あるとき、 二型糖尿病の二つの大嘘、いかに二型糖尿病を自然に元に戻すか という彼の二つの講義を、ユーチューブで偶然みつけた。私自身は病気ではないが2型糖尿病に特別な関心があるものとして、私は自然に興味をそそられた。

この聡明な若者は誰だ?

彼が確信をもって2型糖尿病を治せるといっているのはなぜだ?

しかも自然にだって?

そしてなんと勇敢にも自分の職業に対して嘘を言っていると責めている。

FUNG医師が正当であるだけでなく、どんな医療も不要にしてしまうことができるということさえわかるのに時間はかからなかった。彼の示した理論は、すくなくとも3年の間私の心の中で解決されることなく、弾みまわっていたものであった。しかし、私は彼ほど同じように明晰に理解することも、同じように強調したり、平易に説明することもできなかった。彼の二つの講義が終わる時までには、私は若き大家を目撃したことを知ったのだ。最後には、私は自分が何を見落としてしまっていたのかを理解した。

FUNG医師がした二つの講義は、現在の一般的な2型糖尿病の医学管理のモデルを徹底的に破壊するものであり、そのモデルとは世界中様々なすべての糖尿病学会によって強制されているモデルである。さらに彼はこの間違った治療モデルが、必然的に不幸にもそれを受けざるを得ないすべての患者の健康を害していることまで説明している。

FUNG医師の最新の貢献は、2型糖尿病の治療がインスリン抵抗性という根本原因よりも、むしろ血糖の上昇という症状に焦点をあててしまっているという洞察にある。そしてインスリン抵抗性の最初の治療は炭水化物の摂取を制限することであるべきである。この単純な生物学を理解することで、この疾患があるケースでは元に戻ることができるかもしれないということがわかるし、また逆になぜ現在の炭水化物の制限をしない2型糖尿病の治療の結果が悪くなっていくのかも分かる。

The Obesity Code  FUNG医師はおそらくかつてない肥満に関する分野の最も重要な本を作り出した。
その強みは反駁できない生物学と注意深く示された証拠に基づいていることだ。平易で、確信のある、わかりやすい伝え方の理路整然とした文章で書かれていて、連続する各章が体系的に発展し、一層ごとに論理的な単純さをもって、エビデンスに基づく生物学の肥満のモデルを完全に意味のあるものにしている。それは懐疑的な科学者を確信させるのに充分な科学を含むだけでなく、生物学の基礎知識のないひとにもわかりにくくなっていない。これほどの偉業を成し遂げる驚くべきサイエンスライターは、いまだかつてほとんどいなかったであろう。

必要な解決策はFUNG医師が今や示した。肥満症は、多元的な疾患である。我々に必要とされるのは、いかにすべての要素がともに一致するのかを理解できるための、骨組みと構造と首尾一貫した理論である。あまりにしばしば我々は、現在の肥満症のモデルの真の原因はただ一つであると仮定し、ほかの多くを次の候補者としてきた。終わりのない議論が続いてきたが、どれもすべて部分的には正しいのだ。

彼の表現した真実はいつの日か自明のこととして認められるだろう。その夜明けが早ければ早いほど、我々みんなにとってより幸いである。
ティム ノークス
ケープタウン大学名誉教授

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