鈴木内科クリニック・鈴美館

鈴木内科クリニックは、漢方外来、生活習慣病外来、疼痛外来、感冒外来のクリニックです。

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体の恒常性維持の働き

体の恒常性維持の働き

常に同じ刺激が加わると、体はそれに適応し反応が鈍くなってしまいます。

そのためホルモンの分泌例えば、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモンや成長ホルモンなども日内変動があり、刺激の波を作っています。出続けることはありません。

 

例えば、静かなところで寝ている赤ん坊は外の突然の騒音で目を覚まし、再び寝てもまた騒音があれば目を覚まします。間に静かな時間があれば騒音に慣れるということはありませんが、つねに同じレベルの騒音が続いている状況では慣れてしまい目を覚まさなくなります。

 

インスリン抵抗性とはこのような状況で、繰り返される食事によってインスリンレベルが下がっている時間がインスリンレベルの高い時間に比べあまりに短くなってしまったために、インスリンが効きにくくなり、そのためさらにインスリンの分泌が必要になっていく悪循環が起きている状態です。
このインスリン抵抗性を治療するためには、インスリンの分泌されない時間をとることがとても大事なことになります。そしてほとんどの食事がインスリンの分泌刺激になりますから、間食をしないということと、食事の回数はとても重要です


体は恒常性維持の働きで、必ず環境に適応しようとします。

カロリーを減らすのは基礎代謝を減らし、カロリーの出費を抑えてしまいます。運動もその分食欲をおこして食べさせようとします。低糖質、高脂質の食事であっても、高糖質の食事中心であった人ほど最初の効果も大きいですがやはり停滞期はやってきます。

 

ファステングはその点、体の適応が起こらず、しかもその頻度や期間は、重症度に合わせて自由に延長していけます。

間欠的に行うことで、自分の都合に合わせておこなえばよく、やめるのも自由です。

忙しい時、ちゃんとした食材がない時、人と会わないときなどに食事をしない選択をすればいいだけです。

となると一回の食事がとても大事になります。何を食べるかについては、脂質やタンパク質、糖質についてもその量ではなく中身について個々の食品ごとに検討されていくべきものです。本当に栄養のある食事は満足度が高く、結果的に食事量が減っていく効果もあります。インスタントな食品や栄養のない食事をするのは、無駄にインスリンの分泌を促進するだけです。
ファステングはあまり宣言してやるものではありません。

自己責任で、こっそりやりましょう。周りが心配しますので。

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