鈴木内科クリニック・鈴美館

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2017年

『間欠的ファスティング&ミネラルの講演』in東京

2018年2月25日(日)東京にて『間欠的ファスティング&ミネラルの講演』をすることになりました。

2月上旬に本が出版されますので講演ではその内容をふまえ、さらに本の中では書ききれなかったことなども話したいと思っています。

吉富さんとのコラボは初めてで、そこは大いに楽しみでもあります。

本の内容について厳しいツッコミがあるかもしれませんが、いろいろな意見や議論がまだまだ必要だと思いますから、そうなればより有意義な講演会になるはずです。当日夜の懇親会もあります。

 

https://www.facebook.com/events/150693918917824/?notif_t=plan_user_invited&notif_id=1514290930469773

ボーンブロスリゾット

池澤先生からいただいたボーンブロスで家内がリゾットを作ってくれました。

 

ご飯は多く見えますが具が多いため実はかなり少ないですが、ボーンブロスで作ったリゾットはとってもおいしいので満足できます。

とはいうもののあまりに美味しく、お替りしてしまいました。

それでも血糖は一時間値で120でした。

以前同じようなリゾットで測ってみた時、一時間値180ぐらいになっていましたので、糖質選択で耐糖能は改善しています。

 

厳密な糖質制限の継続は・・・

糖質制限で低インスリン状態を長期に継続した状態で逆におこりうるホルモンバランスの崩れとは、インスリンに拮抗するホルモンの働きが相対的に強くなりすぎてしまうことです。

 

これは肝臓に働いてグリコーゲンの分解を促し血糖を上げさせる働きが強くなっていることでもわかります。

 

少ない糖質をとっただけで予想以上に血糖があがってしまうようになってしまうのは、グルカゴンの働きが強くなりすぎていることも影響すると考えられます。また朝の目覚め前の生理的なアドレナリンの上昇でも朝の血糖値が徐々に高くなってきます。

 

運動時のアドレナリンによる血糖上昇もしやすくなり、運動以外での興奮時にも普通以上に血糖は上がりやすくなります。

 

カフェインによるアドレナリン分泌刺激でも血糖上昇はおおきくなります。

この場合の血糖上昇は肝臓からのグリコーゲン分解による血糖放出によるもので、コーヒーの糖質によるものではありません。

 

つまり、こうなると血糖スパイクを防ぐためにしていたはずの糖質制限で、血糖スパイクをおこりやすくなる状態を日常的に作り出すことになってしまっているわけで、HbA1cの値もゆっくりと年々上がっていく傾向になりがちです。

 

糖質をとらなければ問題ないとして、より厳密な糖質制限を継続すれば、この状態はさらに強化されていきます。

 

血糖が食事と関係なくあまりに上がりやすい状態はホルモンバランスがニュートラルな状態にあるとは言えないと思います。

 

速やかに血糖が上がる状態は運動時や頭を使うときなど必ずしも不利ではなくむしろ有利な面もあり、体感的に問題がないのでこのケトジェニックモードを継続することを選択するということも、知識を求めて更新でき、未知のリスクをも覚悟のうえであるという人であればいいと思います。

 

未知のメリットもありうるからです。

 

ここは海外でも盛んに議論がなされています。要するにまだわかっていない。

 

予想外の血糖上昇に不安を感じるような人であれば、このような状態になることは避けるべきであると思います。

 

もともと少ないインスリンで血糖をコントロールできた日本人は、低インスリンによるバランスの崩れもよりきたしやすいのではないかと思います。

手段を目的にしないこと

かなり厳密な糖質制限(ケトジェニックモード)も間ファスも、現状の主にインスリンとグルカゴンとのホルモンバランスの偏りがある人に対してそこに働きかけることで、バランスを改善させていく効果がある。

しかし長期に継続していけば次第にその状態に体は適応し、今度はそれが新たなバランスの偏りを生じさせる原因となってしまう。

 

これには個人差や性別、体質、体形の違い(筋肉量など)も大きく影響する。

 

糖質制限も間ファスもホルモンバランスが偏った状態を直す手段として用いるべきであり、継続することを目的化してしまうと一般的にはデメリットの方がおおきくなってしまう。またホルモンバランスの偏りがない人がすれば、逆にホルモンバランスを崩す原因となる。

 

手段を目的にしないこと。ここをはっきりさせることで、むやみに危険視したり、むやみに過大評価することなく、健康を取り戻す手段としてそれが必要な人に実践してもらいたい。

 

糖質制限や間ファスといった手段にどうしてもとらわれてしまいがちだが、そもそもホルモンバランスを崩す原因となった食事の内容を変えること、つまり高度に加工された食品を避け、カロリーあたりのビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富な食材を選んで、食事の質を上げることを意識することが本質的には一番重要なことだと思う。

肥満の原因は一つではなく、様々な要素があるということ

The obesity codeからホルモンバランスを整えるための方法論として間ファスを知りました。

Dr Fungの優れていることは、肥満の原因は一つではなく、様々な要素があるということを強調していることです。

様々な要因がそれぞれある意味正しく、ある意味間違っており、一つの要素で説明すること自体がおかしかったのだという考え方にあると思っています。

 

カロリー制限ですら、正しい部分はあるのです。

でもそれでは一部しか解決できない。

 

ですから、糖質制限も正しいか間違っているかは議論する意味はない。

 

糖質制限だけでは解決できないことに対して、別の要素を考慮に入れる必要があったのは当然です。

 

肥満の原因をホルモンの異常としてとらえ、それを共通の枠組みとして、個々にホルモン異常をきたす原因を検証することによってより議論を深める必要がある。

それが、Dr Fungのもっとも主張したかったことであるというのが、私の解釈です。

 

最近、特に無視できないと思うようになったのは、今更ですがやはり気候や風土、人種の違いによる食事への影響です。

 

肥満の原因としてDr Fung はインスリン過剰によるインスリン抵抗性を重視していますが、それは欧米人がこのタイプが非常に多いためであり、これとてそれがすべてであるといっているわけではありません。

特に加工食品に含まれるよくない脂のことなども同様にインスリン抵抗性の原因として挙げています。

 

日本人の場合欧米型の肥満は少ないので、インスリン過剰もある程度当然関与しますが、それ以外の要素の方をより考慮する必要性があると強く感じますし、それが今後の検証課題です。

グルカゴンとインスリンのバランス

ダイエットにおいてはグルカゴンの分泌機会が低下していることが問題なので、いかにインスリンとのバランスをとるかということが大事になる。

この場合、グルカゴンはダイエットの味方だ。

しかし健常人が糖質制限を続けていて、グルカゴンの分泌が制御できない状態になっている人もいることに気がついてほしい。

人の体の適応能力はすごい

糖質とってもより少ないインスリンで血糖が下がるようにすればいい。

そうすれば、食後時間が少し経てば低インスリン状態に移行しやすく、より体脂肪を利用しやすい体になる。つまり肥りにくい体。

糖質量とインスリン分泌量と末梢のインスリン感受性、この3つの要素で食後の血糖が決まる。

インスリン感受性は普段の糖質摂取量で思った以上に変化するものであることがよくわかった。人の体の適応能力はすごいと改めて思った。

単純に糖質量を減らすことを継続しているとかえってインスリン感受性が下がっていってしまい、インスリン必要量が増えてしまうというパラドックス。つまり肥りやすくなる。

この辺の最適解はある程度の糖質をとることと、とるタイミングにかかってくる。低糖質であればいいといった単純な理解ではわからないだろう。

 

 個人差もあるので一概には言えない。うまくまとまってないので、これでは伝わらない。何言ってんのという人は絡まないでください。独り言です。

意識することが大事

健康な人が、昨日の夜食べすぎたから、食べなくていいや、と朝昼抜いても、それは間ファスではありません。自然です。

肥った人は、昨日たくさん食べたのに、今日も、お腹が空いてきます。

そこで、食べないで朝、昼を抜く。これは間ファス。

そういう意味で、健康な人に間ファスは必要ありません。

しかし、現代社会では知らない間にホルモンバランスをくるわされる食事や生活習慣にさらされることもさけられませんから、たまには、意識して間ファスするのは、大事かもしれません。

 

意識して食べない時間をつくること

間ファスとは、自然におこなうものではありません。

おなかが空くまで食べないのは、自然です。朝はお腹が空いていないので食べないという人が、朝食ぬくのは自然です。

これは間ファスではありません。

間ファスとはお腹が空いていても、意識して食べない時間をつくることです。

これにより、ホルモンバランスを変化させるトレーニングになります。同じ一日一食でも、ある人にとっては、日常であり、ある人にとっては間ファスであったりします。自然に食事の間隔が空くのは間ファスではありませんのでご注意下さい。
Dr Fungは、飢餓とファステングの違いについて、意識して主体的におこなうことがおおきな違いであるといっています。間ファスの空腹感はきつくはあっても楽しいものです。

運動のトレーニングと同じですね。