鈴木内科クリニック・鈴美館

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糖質制限セミナーダイジェスト つづき3

糖質制限セミナーダイジェスト つづき3

つづき3
それでは糖質の本質はなんであろうか。私見であるが次のように考えている。
必須な栄養素ではないが、非常に効率的に脂肪に変換して蓄えられるエネルギー源である。 飢餓で死ぬ危険性を避けるため、とれるときには常に糖質をとって脂肪として蓄えようとするのは人の本能である。満腹状態であっても糖質は別腹というわけだ。脳に対して糖質は多幸感をあたえ麻薬のように働き、容易に依存性をきたす。このことも、いつ食べられるかわからない飢餓の時代や地域では有利であるが、常に容易に食べ物が手に入る飽食の時代においては、単に肥満の原因となり、老化を促進させ、病気の原因となる。
糖質への渇望は人の本能だ。なくなることはない。そのことをしっかりわかっていれば、逆にコントロールすることもできるし、時には楽しんでもいい。必須ではないが、脳に多幸感をもたらし、依存性を起こしやすく、中毒状態になれば体をこわす。なんだかお酒に似てますね。
一番危険なのは自分が中毒状態であることを知らないことです。この状態ではコントロールはできません。
糖質中毒の症状は、糖質の過剰摂取によって蓄えられた内臓脂肪のために、インスリンの効きが悪くなり(インスリン抵抗性、高インスリン血症)、代謝のバランスが悪くなり、食後血糖値が急上昇、急低下(グルコーススパイク)することでおきます。 昼食後に強い眠気を感じ、しっかり食べても2,3時間後には強い飢餓感を感じ、間食ががまんできず、つねに食べることを考えてしまう。常に疲労感がある状態です。ウエストサイズが気になりだしたら、程度の差はあれ糖質中毒を疑いましょう。 中毒状態であれば、そこから離脱する確実な方法は糖質を断つしかありません。禁煙するのと原理は同じ。吸う本数を減らして少しずつやめようとしてもかえってきついだけです。
まずは2週間の糖質断ちにチャレンジです。途中で挫折することを恐れる必要はありません。マラソンでいえばスタートラインに立つ勇気さえあれば、途中で歩くことになったとしても、すでにあなたは勝利者です。
糖質コントロール実践編
1、ご飯、パン、麺類などの主食を完全に食べない
2、果物、菓子類、牛乳、野菜ジュースなど糖質を多く含む間食も不可、アボガド、チーズ、アーモンドなどは可
3、肉、魚、卵、野菜、豆腐、海藻類はしっかり食べる。カロリーは気にせず満足するまで
4、お酒は焼酎、ウイスキーなどの糖質を含まない蒸留酒、辛口ワインは可
5、朝起床時と寝る前の体重を測る。
注意点としては開始初期にこむら返りを起こしやすくなる人がいます。これは代謝の急激な変化によるミネラル不足(おそらくマグネシウム)による現象と思われます。海藻類、魚介類をしっかりとり、チーズの取りすぎは注意してください。 2週間から一か月で体重は減少し、何よりおなか周りの変化に驚きます。
眠りの質が良くなり、目覚めが良い。皮膚の状態がよくなる。強い空腹感がなくなり、糖質への渇望感も徐々に薄らぐなどの様々な変化を実感できるはず。
ここから先はそれぞれ個人の状態や目標や考え方にあわせて、ストイックに続けるもよし、少しゆるめていくのもよしです。
江部先生、釜池先生、牧田先生、今西先生たちの出されている本もぜひ読んで、自分なりのやり方を研究してみてください。 セミナーではまだ続きがありますが、ダイジェストとしてはいったん終了です。
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